さくらのレンタルサーバー スタンダードプランについて調べてみた
さくらのレンタルサーバー スタンダードというプランを借りてみました。
容量は100GBで月額515円と、かなりお安くなっています。さくらVPSには散々お世話になっているのですが、こちらのほうは初めてです。
このサービスではSSHを繋ぐことができますので、せっかくなので中身がどんな感じか探ってみました。
% uname -a FreeBSD wwwXXX.sakura.ne.jp 9.1-RELEASE-p11 FreeBSD 9.1-RELEASE-p11 #0: Wed Apr 9 21:20:36 JST 2014 root@wwwXXXsub.sakura.ne.jp:/usr/obj/usr/src/sys/SAKURA17 amd64
FreeBSDとな。ふむ。
次はdmesg関係をチェック。
% cat /var/run/dmesg.boot … CPU: Intel Xeon E312xx (Sandy Bridge) (2600.13-MHz K8-class CPU) Origin = "GenuineIntel" Id = 0x206a1 Family = 6 Model = 2a Stepping = 1 Features=0xf8bf3ff<FPU,VME,DE,PSE,TSC,MSR,PAE,MCE,CX8,APIC,MTRR,PGE,MCA,CMOV,PAT,PSE36,CLFLUSH,MMX,FXSR,SSE,SSE2,SS> Features2=0xffba2203<SSE3,PCLMULQDQ,SSSE3,CX16,PCID,SSE4.1,SSE4.2,x2APIC,POPCNT,TSCDLT,AESNI,XSAVE,OSXSAVE,AVX,F16C,RDRAND,HV> AMD Features=0x20100800<SYSCALL,NX,LM> AMD Features2=0x1<LAHF> TSC: P-state invariant real memory = 19327352832 (18432 MB) avail memory = 18604638208 (17742 MB) Event timer "LAPIC" quality 400 ACPI APIC Table: <BOCHS BXPCAPIC> FreeBSD/SMP: Multiprocessor System Detected: 3 CPUs FreeBSD/SMP: 3 package(s) x 1 core(s) cpu0 (BSP): APIC ID: 0 cpu1 (AP): APIC ID: 1 cpu2 (AP): APIC ID: 2
CPUはSandy Bridge世代のエントリークラスですね。
メモリは18Gとかなり大盛り。某激安レン鯖とはやはり違います。
ただコア数が3個…?
virtio_pci0: <VirtIO PCI Network adapter> port 0xc040-0xc05f mem 0xf2020000-0xf2020fff irq 11 at device 3.0 on pci0 vtnet0: <VirtIO Networking Adapter> on virtio_pci0 virtio_pci0: host features: 0x711fffe3 <EventIdx,RingIndirect,NotifyOnEmpty,RxModeExtra,VLanFilter,RxMode,ControlVq,Status,MrgRxBuf,TxUFO,TxTSOECN,TxTSOv6,TxTSOv4,RxUFO,RxECN,RxTSOv6,RxTSOv4,TxAllGSO,MacAddress,RxChecksum,TxChecksum> virtio_pci0: negotiated features: 0x110f8020 <RingIndirect,NotifyOnEmpty,VLanFilter,RxMode,ControlVq,Status,MrgRxBuf,MacAddress> …
という事で、どうやらOSは仮想環境上のようです。
% uptime 9:30PM up 28 days, 19:18, 1 user, load averages: 0.31, 0.38, 0.44
ロードアベレージかなり低い!
某激安レン鯖とはやっぱりちが(ry
% df -h Filesystem Size Used Avail Capacity Mounted on /dev/vtbd0p2 2G 161M 1.6G 9% / devfs 1.0k 1.0k 0B 100% /dev /dev/vtbd0p4 3.9G 1.9G 1.7G 54% /usr /dev/vtbd0p5 19G 794M 17G 4% /var /dev/vtbd1 2T 126G 1.7T 7% /home
ユーザー領域として2TBのストレージが接続されているようです。
% ls -al /home | wc 149 1334 10661
管理用のディレクトリなどもあるようですが、約150ユーザーが収容されていました。全員同じプランかはわかりませんが、仮に全員スタンダードだとすると150人 x 100GB = 15TB必要なはずですが、ストレージは2TB。
フレキシブルに容量を増やせるようになっているのか、全員容量いっぱいまでは使わないだろうという想定なのか。
% quota Disk quotas for user XXXXX (uid XXXX): Filesystem usage quota limit grace files quota limit grace /home 83952 104857600 104857600 5374 3000000 3000000
ユーザーごとのquota設定。
inodeのリミット(最大ファイル数)が300万なので、単純計算で1ファイルあたり35kB以下のファイルをいっぱい作ると容量よりinodeの限界のほうが先に来ることになりますね。
全体として、月額500円前後という金額を考えたらかなりハイスペックな内容と言えるのではないでしょうか。
見かけ上のスペックだけではなく、一応インフラエンジニアをやっていた私から見ても、サーバー構成に安心感があるなと思いました。
さくらVPSは100GBで1000円と、価格面からみると2倍の価格となります。
もちろんサーバーを自由に使えるメリットはあるのですが、単純にサイトを作る場合などにはこちらのが良さそうですね。
お約束ですが、こちらの内容は、あくまで私が借りたアカウントで、普通のユーザー権限で見れる範囲の内容を書いたまでです。契約時期などによっても細かい部分は違うと思いますので、そのあたりは自己責任でお願いします。